まずは勇気をもって飛び込もう

初心者こそトライしてほしい、バンドやアンサンブルなどの「合奏」。初心者の人など、下手っぴなのだから とにかく周りに迷惑をかけないようにしなきゃなどと遠慮が先にたってしまい個人練習にばかり意識が向きがちなのですが、ところがどうして 逆に合奏のなかに飛び込んでしまったほうが「結果的にはやく上達する」といった現象がよく見られるのです。習うより慣れろ、というコトバもあるように勇気を出して一歩を踏み出してみましょう。

仲間のリアクションに引っ張られる

ひとりでの練習というのは とかく味気なくつまらないものです。もちろんメカニックな部分~指がよく回るとか唇のコントロールであるとか~のトレーニングをして最低限スムーズに「自分を動作させる」訓練がどうしても必要ではあります。ですがこればかりですと作業的な感覚に陥りやすく、「なんでこんな事を延々と」と気持ちが落ち込んでしまいます。一方バンドなどで他人と一緒ですと、うまく弾ければ仲間もつられて調子を上げたり、逆に自分の練習不足から足をひっぱってしまったりもします。こうした反応をうけて「仲間のために頑張ろう、そうすればもっと楽しい!」と、外にむかった上達のモチベーションが生まれてくるのですね。

それぞれの「かけがえない役割」が大事

そもそも ほとんどの楽器は「合奏することで本来の性能が引き出せる」ように出来ています(ピアノ、ギターといった例外もありますが)。たとえばベース、これは腹の底からグングンと響く低音が得意であり、その役割をギターやサックスに任せることはできませんね。もちろん合奏に加わるほかの全てのパートにおいても同じことが言え、それぞれが「かけがえのない役割」を担ってひとつの曲に臨む事になります。そうしたある種「責任」を負ってみんなでプレイし、成し遂げたときの「達成感」というのはどんなに単純な、簡単な曲であっても「体験」として強く脳裏に刻まれていきます。壁にむかって黙々と練習していては味わえない、一種の「ソーシャルな体験」がプレイ上達へのつよい原動力となってくれるのですね。

サックスは19世紀半ばに作られた楽器で、正式な名称はサクソフォーンと呼びます。この楽器は吹奏楽団での木管楽器と金管楽器の橋渡しを目的に開発され、現在ではジャズなどの様々な音楽で使われます。